81.紙・パルプ – 曇

紙・パルプの売り上げですがコロナ前は、オフィス用の紙の需要が減り、段ボールなどの需要が増えていました。

コロナ後は、この流れが加速します。

これで面白いのは、オフィス用の紙というのは「情報」をのせる紙。段ボールなどは「物」を乗せる紙なのです。

つまり、世界は、情報はネットワークを通じて送るようになっており、その代わり、物は(自分で取りに行かず)業者が送るようになっているわけです。

今までは、人がスーパーマーケットに移動して何が欲しいか選び、その物を持って帰っていました。

人が情報を運び、物を運んでいたわけです。

しかし、インターネットの発達にさらにコロナが追い風になり、人が移動する必要なくね?ということになり、ネットワークで情報と金を送り、紙の箱にいれて物を送ることが一般化したわけです。

これから、情報をのせる紙の需要はどんどん減っていきます。

オフィス用の紙だけではなく、本や雑誌、新聞紙などです。

逆に、物をのせる紙の需要は減ることはなく増えていく方向でしょう。

段ボールだけではなく、消毒用のティッシュ、紙おむつ、持ち帰り用紙袋、使い捨ての皿などです。

紙・パルプ業界の会社を選ぶときには、主力製品が、情報をのせる紙なのか、物をのせる紙なのかをみると、判断しやすいと思います。

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