10.調理ロボット – 曇

コロナ前、日本の飲食業は空前も人手不足でした。
とにかく、人が足らないから、新規出店ができないどころか、店が潰れることまでありました。

そのため、人手をかけずに飲食店を営業することが非常に重要で、この調理ロボットが注目を集めていました。

例えば、回転寿司。
そもそも、回転寿司ってものは、人が寿司を運ぶ代わりに、ベルトコンベアが寿司をはこんでいるわけで、あれ自体が調理ロボみたいなものです。
そして、裏では、寿司のシャリを握るロボや、肉などをカットするロボが動いています。

そうやって、人手を最小限にするのが飲食店の至上命題で、この開発費に金をかけられるのが、大手チェーン店のメリットでした。
そして、チェーン店以外は、こういう調理ロボット業界が作る製品を購入することになります。

そして、コロナ。
飲食店は壊滅的なダメージを受けています。
非常事態宣言が解除されても、客足は完全にはもどらないでしょう。
この2ヶ月でみんな「以外とレストラン行かなくてもだいじょうぶじゃね?」って気付いてしまったので。
居酒屋とかの文化は風前の灯火です。

人手不足はおそらく解消されるでしょうが、飲食店の経営の厳しさは変わらないでしょう。
そんな中で、調理ロボの需要はビフォアーコロナより減ることは間違いありません。

とはいえ、ブラック企業の総本山みたいな飲食店は改善が必要なので、調理ロボ業界も、それなりの需要があるので、生き残っていくとは思います。

他の業界も知りたい人は、こちら