128.放送、全国紙 – 嵐

コロナショック前の会社四季報業界地図でも大雨(6段階中最悪)だったが、コロナショックでさらにダメージが増大。

テレビは、在宅時間が長いので視聴率は増える可能性があるが、とにかく広告が入らない。

コロナ前に、ネット広告に売上で抜かれてたのに、さらに、パチンコや旅行などがCMどころじゃなくなっている。実際、テレビを見てると、猫を外に出すなとか、犬は一生の家族とか、JAROってなんJAROとかの、公共広告機構(AC)のCMが増えてる。

さらに、テレビ番組の収録もできず、製作会社はバタバタ倒産することが予想される。

また、放送に付随して、イベント、映画でも利益をだしていたが、これもご存じの通り壊滅。

そして、テレビ局が感染クラスタになっている可能性大。

さらに、テレビ局は、不動産が大きな収入源になっている。

決算資料が教える「まるで不動産屋のTBS」「老人ホーム運営フジ」

’17年3月期を例に取れば、まずフジ・メディアHDが1年間で稼ぎ出した営業利益は223億1900万円。そのうち、テレビCMなど広告収入を柱とする「放送事業」で稼いだ分は68億3000万円だ。

テレビ局の経営といえばCMこそが一番の稼ぎ頭だと思っている人は多いだろうが、フジ・メディアHDの場合は全体の3割ほどということになる。

(中略)

そんな絶不調のテレビ事業に代わって、いま会社の利益を支えているのが「都市開発事業」なるもの。

’17年3月期には約110億円の営業利益を上げ、会社全体の利益の約半分を支えている文字通りの「稼ぎ頭」である。

その「都市開発事業」の中核を担っているのがサンケイビル。まさしく冒頭の『ブリーゼタワー』を手掛ける会社である。

で、こういう大型商業施設が、コロナの外出自粛で壊滅的ダメージをうけているため、収入の柱がなくなっている状態。

本格的にヤバイ。

採用人数も絞られると思うけど、入ってからも悲惨だと思う。

製作会社とかにはいったら、目も当てられないことになりそう。

なお、新聞も同様で、ネットでそこそこ会員とれてる日経新聞以外は悲惨。

部数は減り続け、コロナショックで広告がなくなり(朝刊の折り込み広告ゼロとかも出始めてる)、不動産収入も落ち、瀕死。

地方新聞だけではなく、全国紙(毎日新聞とか)も潰れるかも。

あと、ラジオは、もう完全に駄目です。

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