開口一番有給の話をする就活生は、 落とす!

面接をしていて、「こいつはダメだ」と思うのが、
「有給取得率は?残業は?福利厚生は?」
と聞いてくる就活生です。

店で店員に「あんた金あるの?」と聞かれたらどう思う?

有給休暇取れるかどうか、大切ですよ。
福利厚生、大切ですよ。
それに関して質問するのは悪くはありません。
でもね、開口一番に聞いちゃ駄目なんです。

また、ヨドバシカメラの買い物のたとえをしますが、店員に
「一眼レフカメラ欲しいんですけど・・・」と質問して、開口一番
「わかりました!今、いくらお金持ってますか?」と聞かれたら腹立つでしょう。

さらに
「クレジットカードは持ってますか?ローンの残高は?親の資産は?」
とか聞かれたら、家帰るでしょう。

店員が最初に話すべき内容は
「そうですね。どんな用途で使われますか?旅行の写真ですか?ペットの写真ですか?」
なんてことでしょう。

「この前、猫を飼い始めて、これがかわいくて。この子の写真を撮りたいですよ」
なんてあなたが答えて
「では、この機種なんてどうでしょう?静止画も綺麗なのですが、動画が一番綺麗にとれる機種なんですよ。動いている猫さん、かわいいですもんね」
とか言われたら買いたくなるでしょう。

で、ここまで言ってから
「この機種ですと、上位機種は○万円、中位機種は△万円。でも、上位ですと、より暗いところでも鮮明にとれますし、撮った写真をwifiでスマホやPCに簡単に送れるので、SNSにアップするのが楽ですよ」
みたいな、お金の話になってくるのです。

で「もし、ご予算足りなければ、クレジットカードやローンも使えますよ」
となるわけです。

はじめに伝えるのは、自分が何ができるか

就活もGive & Takeなんです。
自分が何を与えることができるかをはじめに伝えることが大切なんです。

もちろん、超有名スーパービジネスマンとか、ゴルゴ13とかは、何ができるかは自明で、会社側が頼んで来てもらうという形なので、報酬の話からしてOKです。

しかし、新卒の就活生は、どんな風に会社に貢献できるか未知数(ほとんどの場合、数年間は役に立たない)という状態なのです。
その人が「あなたは何してくれるの?」から入ると、「帰れ!」と言われてしまうわけです。

有給とか残業時間とかを調べる方法

とはいえ、有給とか残業時間とか福利厚生とか大切ですよね。
なので、ここは自分で調べましょう。

とりあえず、就職四季報って本を読めば、有名企業であれば有給取得率とか福利厚生とかはある程度載っています。
あと、残業がどれくらいあるかは、夜の10時くらいに、会社の事業所にいってみて、外からどれくらい電気がついているかをチェックすれば大体わかります。(今は、事業所に人が来てないかもしれませんが。。。)

どうしても、よく知りたければ、SNSとかでその会社の人見つけたり、大学経由でOB訪問して、現場で働いている人から直接聞くといいです。

繰り返しますが、聞くことは悪くないんです。
でも、自分は雇ってもらう立場なので、まずは、自分が相手に貢献できることから話すことが大切なんです。

こういう交渉術は、会社に入ってからも、営業職はもちろん、社内で人に仕事を依頼する際にも非常に重要になるので、就活の間にぜひ身につけて下さい。

参考記事

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