メキシコ人Youtuberやコロンビア人漫画家と交渉して、マンガアプリのアクセス数を10倍にした話

オンラインで、世界に、マンガアプリをプロモーション！というオンラインインターンシップ、Global Marketing Online。
実は、第一回プログラムが先日終了しました！

2チームが参加し、メキシコからのアクセス数を5倍に、コロンビアからのアクセス数を17倍に増やすという成果をあげました。
いったいどうやってそんなことをしたのか？その方法をお伝えします。

1.メキシコ人Youtuberに、宣伝動画をアップしてもらう

1つめの「エスペランサチーム」が選んだ国はメキシコ。
オンラインの交流サイトでスペイン語圏10カ国以上の人と話して、マンガ文化が根付いている国であるため、メキシコを選びました。

なかでも、FacebookやInstagramでメキシコオリジナルのマンガコミュニティがあったことが決め手です。

そこで、このマンガコミュニティに入っていき、マンガアプリ「Manga VAMOS」の宣伝をしてくれる人を探しました。

そこで見つけたのが、メキシコ人Youtuber。
メキシコには日本の新作漫画を紹介するYoutubeチャンネルがあり、登録者が2万人います。
彼に交渉し、広告料を払い、動画の冒頭に、マンガアプリの宣伝を入れてもらいました。

その動画が、これ。

日本のYoutube動画とはだいぶ違いますねー。
こんな動画を3本作ってもらい、開始数日で再生回数6500回以上。知名度の底上げに繋がりました。

2.コロンビア人漫画家にマンガを投稿してもらう

2つめの「エンパナーダチーム」が選んだ国はコロンビア。

コロンビアには、20万人ものマンガファンが参加するイベントがあったり、ナルトに出てくる一楽ラーメンというラーメン屋がマンガファンの憩いの場になっていたりと、非常にコアなマンガファンがたくさんいる国だというのが決め手です。

そして、マンガを描く人が集まるイベント（コロンビア版コミックマーケット）もあり、このイベントのFacebookコミュニティにアクセスすることにしました。

そこで、漫画家の人の中でも良い作品を描いている人に話しかけ「Manga VAMOS」に投稿してもらうように交渉しました。

その際に、謝礼は払うことにしていたのですが、あまり高額にならないように、きちんと交渉の仕方を事前に考えて、こちらが主導権を握る形で交渉を行いました。

ちなみに、この交渉（1のメキシコも）全てスペイン語で行っています。
とはえいえ、ほとんどの参加者はスペイン語が全くできないので、DeepL翻訳やGoogle翻訳を使っての交渉です。

何度かやりとりをする中で、スペイン語→日本語よりも、スペイン語→英語→日本語の方が精度が高いということがわかり、使い方をアップデート。
著作権の権利関係の説明なども、しっかり、スペイン語でできました。

その結果、3人の漫画家の人に5作品を投稿してもらうい、宣伝もしてもらいました。

3.Facebook,Instagram広告で、ABテストを行う

そして、両国とも、若者が多く使っているSNSがFacebookとInstagramであったため、ここに広告を打つことに。

聞き取り調査の結果、人気のあるジャンルは「ショウネン」
ジャンプに載ってる、ドラゴンボールやワンピース、ナルトみたいな漫画のジャンルが「ショウネン」なんだそうです。

なので、最初は「ショウネン」っぽい漫画を前面に押し出して広告を打ってみました。

がしかし、広告のクリック数はイマイチ伸びない。
そこで、いろんなパターンの広告を打ってみました。AB分析という手法なのですが、ABCDEFGと7種類の広告の中でベストなモノは・・・今後参加する人のネタバレになっちゃうので内緒。

でも、話を聞くと納得な結果になっています。

こうやって、現地の人と交渉したり、現地の人が喜ぶモノを見つけたりを、オンラインで、スペイン語でできちゃうんです。普通の大学生が。

普通の大学生が、オンラインで、スペイン語で、現地の人と交渉できました

夏休み何しましたか？と聞かれ、
「メキシコ人Youtuberと交渉して、動画作ってもらいました」とか
「コロンビア人漫画家と交渉して、漫画を掲載してもらいました」とか
「メキシコ人相手にFacebookの広告で7種類のAB分析して、アクセス数を5倍にしました」
とか話したら、すげーって思いますよね。

でも、普通の大学生でも、機会さえあれば、できちゃうことなんです。
8月9月開催で、誰でも参加できますので、興味ある人は、ぜひこちらを読んでみてください。