31.2輪車 – 嵐

バイクの世界売り上げNo1企業はどこか知ってますか?
答えは、ホンダ。2位はヤマハです。

台数的にもホンダがトップですが、ヤマハよりも上にインド企業がいます。
これに中国企業を加えて、日本、インド、中国が三つ巴になっているのがバイク業界です。
(欧米企業は高級車を少量作っている感じです)

一般的に、国民一人当たりのGDPが1000ドルを超えるとバイクが普及し、3000ドルを超えると自動車が普及するといわれてます。

アジア最貧国ネパールがちょうど1000ドルくらいで、2輪の普及がスタート。
今後増えていくのが、アフリカの国々ということになります。

ちなみに、カンボジアが1500ドル。ベトナムは2500ドル、フィリピンが3100ドルという感じで、ベトナムはもうすぐバイク卒業、フィリピンは卒業が始まっているという状況です。

当然、価格の安さが決め手となる市場であり、四輪よりも簡単にできるため、工場は四輪よりも途上国に作られやすいです。
今、アジアだと、バングラデシュあたりに工場を作るメーカーが多い。
途上国最前線にでたい人は、二輪の工場はおすすめです。(生活とかいろいろ大変ですが)

コロナによる経済環境悪化で、一時的に需要は落ち込みますが、多くの途上国は公共交通機関が壊滅的なので、バイクの需要がなくなることはありません。
すぐに回復すると思いますので、業界の未来はそれほど悲観する必要はありません。
日本国内の需要は、もうだめですが。

ちなみに、日本で最近原チャリよりも100cc以上のバイクが増えているのは、50ccの原チャリは日本以外では道交法的に売れない(意味ない)ので、日本国内の需要が減ってきた今、作っても儲からなくなっているからです。

原チャリの走っている数で、日本企業のグローバル化の度合いがわかるというのも面白いですね。

参考資料 世界一人当たりのGDPランキング

https://www.globalnote.jp/post-1339.html

他の業界も知りたい人は、こちら