33.タイヤ – 嵐

タイヤ業界は、ブリジストンが世界1位、住友ゴム(ダンロップ)が世界5位と、日本メーカーが世界のトップクラスに君臨しています。

とはいえ、ブリジストン、ミシュラン(フランス)、グッドイヤー(アメリカが)がトップ3で、それ以下のシェアはどんぐりの背比べです。

タイヤの特徴は、自動車メーカー向けの販売 = 新車向けの販売は安く卸しているので利益率が低く、個人向け・整備工場向けの販売は高いので利益率が高いところです。
まあ、新車の時についていたメーカーと同じタイヤを買うので、新車につけてもらうことが大切なのですが。

利益を稼ぐためには、たくさん走ってもらって、タイヤを摩耗してもらわないといけないわけですが、コロナで新車製造も走行量も減っているので、しばらくは厳しいでしょう。

ただ、電気自動車になってもタイヤは変わらないので、電気化によるダメージは少ないです。
その向こうで、自動運転車になってくると、個人がタイヤを管理すると言うよりも、月額いくらで自動運転車を使う感じになり、業者がタイヤを管理することになり、個人向けの高利益率販売はなくなるかもしれません。

ただ、自動運転であるが故に、走行量が増えてタイヤの摩耗が増える可能性もあり、どっちに転ぶかは微妙な所です。

可能性としては、寡占が進み、大きいところが小さいところを買収する方向になるんじゃないかと思っています。

他の業界も知りたい人は、こちら