コンピュータに仕事を奪われない「いい感じ」の仕事ができる人材とは?

前回、コンピュータがいろいろできるようになったため、人間のできる仕事が減っていて、就活が厳しくなっているというお話をしました。

AIとかそういうレベルじゃなく、WordとかExcelのレベルで仕事を奪われているのです。


この状況で就職をするために必要なことは、コンピュータやスタッフを使う側になるということがひとつの方法だと前回お伝えしました。

それ以外にも、方法があります。それは、コンピュータが苦手なことを武器にするということです。

コンピュータが得意なこと

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コンピュータは、いわれたことを正確にこなすことが得意です。
やることが明確に定義されていて、それをインプットしてあげると、完璧に仕上げてくれます。
逆にいうと、インプットがないと何もできません。

なので、今、雇用する側として、非常にありがたいのが、コンピュータが苦手な、
「雑なインプットでも、自分で仕事を定義して、こなしてくれる人」です

具体的にいうと「これ、いい感じでやっておいて」と指示を出したら、いい感じでこなして結果を出してくれる人です。

「いい感じ」人材のメリット

この「いい感じ」の人材になると、自由に仕事をさせてもらえます。
最終的には、目標だけ設定され、「あと、やり方任せるわ」となり、ほとんど管理されず、自分のやりたいようにやらせてもらえ、ストレスが大幅に少なくなります。

また、リモートワークになっても、その状況は続き、ほぼフリーランスのように仕事をさせてもらえます。上手く行けば、出社が月に数日とかになって、日本中どこに住んでもOKになります。

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逆に、詳細な指示が必要な人材は、リモートワークになっても、細かい指示が出され、結果も毎回チェックされと、非常に息苦しい仕事になります。これは、マネージャも管理がめんどくさいので、できるだけやりたくないのですが、信頼がないので、やらざるを得ないのです。

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「いい感じ」の人材になるためにやるべきこと

このような、勝手に仕事をする人材だと判断してもらうためには、「勝手に仕事をした」という実績が必要です。

会社に入ってからなら、自分で企画書をつくり、自分でチームを編成し、自分で予算をゲットし、チームを率いて業務を行い、成果を出す。これを何度か成功させればOKです。

新卒でいきなり企画書だして、チームを編成するのは難しいかもしれないので、最初のうちはリーダーの近くでその仕事を手伝わせてもらうといいでしょう。
そうやって、リーダーの信頼を勝ち取り、少しずつ仕事を任せてもらいながら、自分で仕事を作る方法をみにつけていくのです。

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会社に入る前はどうでしょう?
このように人に仕事を任せてくれる会社もありますし、全社的に人に任せない会社もあります。
任せてもらえる会社に入るためには、自分で仕事をみつけて、実行したという体験談を面接で話すといいです。

自分はマジックに興味があったのですが、マジックサークルがなかったので、マジックが見れる劇場に行くというイベントを行い、興味をもった人をスカウトして、マジックサークルを立ち上げました。

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とか

小さなインテリアショップでバイトをしていたとき、海外旅行中に見つけたランプが素敵だったので店長に写真を送り、店長も気に入ったので、現地で交渉して、そのランプを輸入して販売する仕組みをつくりました

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とか、もっと小さいものなら

バイトで、社員の人がシフトを組むのが大変そうだったので、当時新機能としてリリースされたLINE Open ChatとGoogleフォームズを使って、シフトの希望を集める仕組みを作り紹介したら、実際に使ってもらえました」

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といったように、誰にも頼まれていないけれども、自分がやりたい、お客さんが喜ぶ、周りの人が助かることを自分で考えて、実行したという体験を話すのです。

この体験を高く評価してもらえる会社は、きっと、入社後、あなたを自由に仕事させてくれるはずです。

日本の教育を受けていると
「やることを与えられ、それを粛々とこなす」
ことが優秀だと思ってしまいがちです。

もちろん、そんな人材も必要なのですが、これからより高く評価されるのは、
「自分でやることをつくり、それを実行できる人」です。

ぜひ、みなさん、これを目指してみて下さい。

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