165.警備 – 雨

警備の日本のシェアは、SECOMとALSOKが2強で、それ以下を大きく引き離しています。
(ちなみに、SECOMはALSOKの2倍以上の売上)

オフィスも家庭も警備のニーズはあり、しかも毎月いくらのサブスクリプションモデルのため、売上は安定していて順風満帆。
ただ、問題は、人手不足で警備員がたりないということでした。

そこで、コロナ。

オフィスや家庭の警備は変わらないのですが、イベント警備が消滅しました。
その分、売上、利益ともに減少しています。ただ、割合的には大きくないので、減少幅はそれほど大きくありません。イベントが開催できるようになれば元に戻るでしょう。

そして、コロナでいろんな会社の人員削減が始まり、特に高齢者(50代以上)の再就職は非常に厳しいことになるので、警備員がその受け皿になる可能性があります。

元大企業社員という真面目なおじさんは警備員に向いているので(本人がやりたいかはともかく)人手不足が解消される可能性があります。

なので、短期的には雨ですが、中期的には晴れになる可能性が高い。
マイナスをゼロにする仕事は、不況時に強いですね。

他の業界も知りたい人は、こちら