69.印刷 – 雨

ご想像の通り、印刷物の需要は減っています。
オフィスでの紙から、チラシ、新聞雑誌まで、いろんな紙が減少傾向で、全体と仕手1997年のピークから4割も減っています。

とはいえ、業界大手の大日本印刷と凸版印刷は20年前から想定しており、多角化を進めてます。
食品医薬品のフィルム、液晶・有機ELパネル、半導体の部品、ICチップなど、印刷っぽい技術を使う工業製品全般を作る会社になりました。

20年前、私がオラクルにいる頃も、一緒にICチップの決済(今のユニクロにある、かごをメカに乗せると自動で会計してくれるアレ)の実証実験とかやってましたから。

そんな感じで、大手は業種変更できていますが、それ以外はいろいろ厳しいです。
印刷業界いくなら、印刷以外の事業で稼いでいるかをちゃんとチェックしましょう。

面白いのが、印刷ベンチャーのラクスル。
最初は格安のチラシ印刷をやっていたのですが、そのチラシをそのまま新聞の折り込み広告にしたりと、広告代理店的なコトに業態を伸ばしていきました。

いまでは、動画を作成して、それを地方のテレビ局に流して、どれくらい効果があったかを測定するところまで一括で受注してるのです。(50万円くらいから)

右肩下がりの業界でも、こうやって、業務範囲を広げていくと大きなビジネスを作ることができるという好例なので、興味がある人はググってみて下さい。

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