73.エネルギー・資源メジャー・シェール – 天変地異

石油に関しては、30年前から「30年後には石油は枯渇する」と言われてたのですが、いまだに枯渇の気配はありません。
それは、新しい油田がガンガン発掘されてるから。

例えば、シェールガスっていって、発掘するのにすげえ金がかかる油田とかも、石油価格が高騰すれば商売になるので掘られるようになります。
アメリカには、このシェールガスがたくさんあり、世界の石油生産量No1になっています。

が、ここで、コロナ。

経済活動が一気に留まり、石油の消費量が激減し、発掘した石油を置くところがなく、タンカーが海の上で漂流するレベルの事態になりました。
一時的に、原油先物の価格がマイナスになるというトラブルも。

ここでつらいのが、シェールガスの会社。
もちろん、サウジアラビアとかも辛いのですが、それ以上に、コストがかかるシェールガスは、石油価格が高くないと、掘れば掘るだけ赤字になってしまうわけです。

今は、シェールガスの会社が潰れるのが先か、コロナがおさまるのが先かという、チキンレースになっています。

さて、どうなることやら。

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