就活で「縁の下の力持ち的な仕事が得意です」が、ダメな回答である理由【2点間違っています】
ESの文章みて下さいと言われたときに、それなりの確率ででてくるのが「縁の下の力持ち的な仕事が得意です」

これ、絶対にダメです。
駄目なポイント2点を解説します。
1.ことわざ、故事成語はダサイ
「縁の下の力持ち」とか「隗より始めよ」とかそういうやつ。これがでてくると「ダサっ」って思われがちです。
国語の時間の作文では、国語の先生に喜ばれるのですが、面接官には「自分の言葉で語られてないな」って思われてしまいます。
しかも、同じ言葉を使っている人のが何人もいて印象に残りません。

「無難×頭良さそうに見えるかな」みたいに思うかもしれませんが、残念ながら逆効果です。
2.具体的にどんな人かがわからない
「縁の下の力持ち」と書いた人は「自分は目立たない仕事をしっかりやった」と言いたいということはわかります。しかし、面接官はそれを信じられません。
なぜなら「縁の下の力持ち的な仕事が得意です」ってことは、誰でも言えるからです。
面接官が知りたいことは、あなたが具体的にどんなことをして、どんな風に考えて、どんな行動をとったかです。
それがわかれば、あなたが会社で仕事をしたときにどんな仕事をしてくれるか想像がつくので。
面接官は「縁の下の力持ち的な仕事が得意です」なんてことよりも、こんなことを聞きたいのです。
「マーケティングのインターンシップの中で、みんながあまりやりたがらないデータの集計の仕事をしました。実際に出した広告の効果をFacebookの広告マネージャ画面から拾い、それぞれのクリック率を計算し、一覧表にまとめました。
これを元にどの広告が良かったかを分析し、全員に共有し、アイデアに長けた人が新たな広告を作ることで、広告のバージョンを上げる度にクリック率が上がっていきました。
このように、地味な仕事をしっかりと行い、仲間をサポートする業務が得意なので、御社でも、経理や総務のようなバックオフィス系の仕事や、営業サポートなどの仕事でお役に立てると思います」
ESを具体的に書けば、面接で何を聞かれるかがわかる
ESにこれを書けば、面接ではインターンについて聞かれるでしょう。なので、インターンに関するいろいろなエピソードを用意して、話す練習をしておけば、面接でもスムーズに話ができます。
しっかり覚えて欲しいのは
・「ことわざ、故事成語」を使う人を採用したいわけではない
・自分がどのように仕事で活躍できるかを、具体的な仕事の経験談を元に説明できる人を採用したい
という、面接官の思惑です。
そのためにも、学生時代に、ゼミやバイトやサークルやインターンで、仕事に関連しそうな経験をたくさん積んでおいてください。
参考記事