75.石油 – 嵐

一時期は、石油の元売り企業が多すぎて、異常な量のガソリンが市内に出回り、どこもかしこも赤字だらけだった、日本国内の石油業界。
買収・合併が続き、JXTG(エネオス、エッソ、モービルなど)と出光(出光、昭和シェル)、コスモ石油の3社に統合され、収益が安定してきました。

このように、じり貧の業界は、買収・合併が行われ、会社数が減っていってどこかで安定することが多いです。
これから、地銀とかはそうなるでしょうね。(都市銀行は1990年代にそうなった)

さて、コロナ。
コロナの影響で、国内でもガソリンの消費は減りいろいろ大変です。
さらに、これから自動車がどんどん電気化されていくので、ガソリンの消費量はどうやっても減っていきます。

デジカメでフィルム需要がなくなったフィルム業界、
ペーパレスで紙需要がなくなった印刷業界のような、大きな変化が待ち構えています。

石油各社は、洋上風力発電や電力小売などを手がけはじめ、燃料だけではなく電気も売るように業態を変えています。

この業態替えがうまくいった会社が生き残るので、各社の取り組みをよく調べて、就職先を探すと良いでしょう

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