日本の繊維業界は東レが圧倒的一位。
しかし、世界のナイロン・ポリエステルのシェアは8割が中国企業です。

安価で大量生産される繊維は完全に中国の独占になっている状況。
日本企業は、高機能でニッチな繊維に特化しています。

東レは、UNIQLOと組んでヒートテックやエアリズムの繊維を作っているし、東洋紡はエアバックなどの強固な素材など、それぞれの会社が得意な分野を持っており、そこでシェアをとっているという状況です。

繊維業界に就職するのであれば、その会社がどんな素材に強みがあって、世界シェアがどれくらいかを調べてみましょう。

その繊維を使った製品が伸びそうであればその会社は伸びる可能性が高いですし、逆もまたしかり。

どこの業界もそうですが、大衆品は中国に持って行かれ、高級ニッチに強みを持つ日本企業だけが生き残るのです。