80.塗料 – 晴

塗料業界って、なんか、場末の金物屋とか、ホームセンターの隅っこ感あるじゃないですか。
でも、実は、成長産業なんです。世界では。

塗料の使用量は、その国の国民一人当たりのGDPに比例します。
つまり、その国の人が豊かになれば、いろんな物を買うようになり、その物の一定割合には色が塗られているから、塗料が消費されるんですね。

なので、塗料の需要は東南アジアが伸びて、インドが伸び盛りで、これからアフリカが伸びていくわけです。

業界では、アメリカ系、欧州系、日本系が鎬を削っており、日本ペイントと関西ペイントが世界トップクラスです。
とはいえ、塗料なんていっぱい作るところが有利なので、買収合併が繰り返されています。

つまり、どんどん新興国に進出していって、時には買収されて上司がガイジンになったり、買収して外国企業に送り込まれたりと、実にエキサイティングなグローバル環境が待っているわけです。

海外で働きたい、新興国で仕事したい人には、とても面白い業界だと思いますよ。

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