98.監査法人 – 曇

弁護士と並ぶ最難関国家資格公認会計士。
その公認会計士を束ねる監査法人は、安定はしているもののじり貧です。

公認会計士は(弁護士と違って)合格者数を絞っているので、数が少ない。
そして、数年前の東芝の超粉飾決算を機に、監査法人不振そして、監査の厳格化が起こり、会計監査の仕事にかかる手間がメチャクチャ増えています。

そして、数少ない会計士の一部は激務に嫌気がさして、コンサル業界とかに転職するからさあ大変。

おかげで、監査法人は利益率が低かったりトラブル起こしそうな取引先との契約を切ったりしています。切られた方は溜まったもんじゃない。
IPO(上場)とかしようとしている会社も、監査法人が見つけられずに進まないところとかできてて、社会的にもマイナスです。

これも、公認会計士の合格者数を増やせば解決するのですが、それを増やした場合、公認会計士の収入がどうなるのかを、司法試験の合格者数が増えた弁護士の地獄をみているので、増やすことはないでしょう。

と、いうことで、監査法人は引き続き大変。
会計士は、ブラック労働環境ながら、ある程度の高収入はキープされるはずです。

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