106.時計・宝飾品 – 嵐

高級時計といえば、スイス。
スイスの時計の輸出金額は2020年4月に81%減。ほぼ終了です。
日本の時計も高級品を中心に売上は激減。
不要不急の消費は壊滅的です。

そもそも高級時計に関しては、Apple Watchに市場を奪われていて、高級時計市場の50%以上をApple Watchが占めています。

時計って、上を見れば切りがなくて、高級時計のマウンティング合戦は切りがありません。そこにApple Watchにしちゃえば、その競争から降りられて便利なのです。

今後どうなるのか?
シナリオは2つで、1つ目が金を使うところがない金持ちが爆買いする。
2つ目が、このまま売れない状態が続いて、みんなが「あれ?高級時計とか意味なくね?」と気付いてしまい、売上戻らず。

実際にはこの中間になって、それなりに売上が下がっていくと思われます。

ちなみに、ロレックスの時計とかは、値段がものすごく安定しており、型番で値段が確定しており、レアものが定価で手に入れば確実に儲かるし、中古で買えばほぼ同じ値段で売れていました。

だから、会社の利益が出すぎて税金が増えそうになったときに、ロレックスの時計を買って、あとで売るという節税はメジャーな手段でした。

これが出来るのは、値段が安定していたからできたわけで、値段が暴落するようなことがあれば、換金手段としての需要がなくなり、さらに値下がりする可能性もあります。

なかなかしんどいことになりそうな、高級時計業界です。
ちなみに、宝飾品もほぼ一緒です。

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