124.映画・アニメ – 曇

鬼滅の刃が、前代未聞のヒットを飛ばしている映画・アニメ業界。
この一本で、暗雲が一発で吹き飛ぶくらいのミラクルヒットです。

このハイパーヒットの一因は、世界の(主にハリウッドの)映画が全滅しているというのがあります。
アメリカの都市部では映画館がほぼ閉鎖されており、ハリウッドも撮影済みの映画の公開は先送り、そして、新作映画の撮影がストップしています。
で、あるがゆえに、日本でハリウッド映画を上映するはずだったスクリーンが、まるっと鬼滅の刃をかけているのです。

元々日本は、ハリウッド映画のシェアが低めで、ヒットするのは国内のアニメ映画ばかりなりであったため、外国と比べたら圧倒的に映画産業がコロナから復帰しているんです。
なにせ、鬼滅の刃の週末の興行収入が日本を除く全世界の興行収入を上回ってるんです。

日本国内だけで、世界の他のすべての映画の興行収入の合計よりも多く稼いでいるんですよ。
世界の映画の半分以上のシェアを鬼滅の刃がとっているという、意味不明な状況です。
おそらく、これから全世界的にヒットすることでしょう。(今年の2月にすでにカンボジアで鬼滅のコスプレしている人がたくさんいました)

このように、日本のアニメというのは世界的には凄まじい爆発力を持ったコンテンツです。
最近は大量に作りすぎてしまい質が低下してきましたが、映画、動画配信などで世界中に配信できるようになったため、多額の予算を突っ込んでハイクオリティの作品を作る事ができれば世界を席巻できることがわかりました。

これを見て、ハリウッドやNetflixやその他動画配信サイトが日本に押し寄せるはずですので、これから日本アニメの黄金期が来るかも知れません。
この波に乗れたアニメ関係の会社は熱いです。アニメーターの待遇が改善されるかはわかりませんが。。。

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