138.マンション管理 – 雨

マンションって、買ったら家賃かからないと思ってませんか?
実派、買ったあとも固定資産税とか管理費とか修繕費とかのお金がかかり続けます。
その管理費とか修繕費で稼いでいるのがマンション管理業界です。

まず、マンションを維持するのに金がかかるんですね。
廊下の電気代とか、蛍光灯替え代とか、掃除代とか、ゴミ捨て場の管理代とか、エレベーターの電気代とか、エレベータの保守修繕代とか。(ちなみに、長期的に住むときには、エレベーターのないマンションの1階か2階に住むと、管理費が安くてお得です)

で、この管理にかかるコストがだんだん上がってます。
人件費(最低時給)が上がっている上に、人手不足で。(コロナ不況で人手不足は解消されそうですが)

で、管理費を上げようとするとマンションの住人が反対するんですよ。
それでも無理矢理上げると、管理会社を替えるって話になるんですよ。
ってなかんじで、なかなか悲惨です。

さらに悲惨なのが修繕費で、マンションって20年に一回くらいいろいろ修理しなきゃいけないわけですが、マンション購入から5年くらいはあまり壊れないし、購入するときに安く見せたいしで修繕積立金を安くしてるんですね。で、5年後くらいからどかんと上がる。

上がると文句が出る。だから、想定以上に修理費がかかることがわかってても、それ以上は上げられない。でも、日に日に人件費や建築資材の値段は上がっている。このままでは修理ができない!さーどうする!?みたいなことになるわけです。

ある意味、コロナは福音で、人件費は下がるし、建築資材費も下がるので、ホット胸をなで下ろしている管理会社もあるかもしれません。

ちなみに、私の大学の後輩が、数年前に台風でトイレが使えなくなったタワマンの担当で、毎日謝り倒してて悲惨だったと言ってました。

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