139.賃貸住宅建設・管理 – 嵐

アベノミクスによる融資のばら撒きで2017年頃まで好調だった賃貸マンション建築。
しかし、調子に乗ったバカが不正を行い「かぼちゃの馬車」って会社が破綻したりして「やべえぞ」って話になってきました。

金融機関は、こういうところには金を貸さないので、不動産への融資が下りにくくなってきたところで、コロナ。金融緩和はされてお金は余っているのですが、人口減少も踏まえて、どこまで不動産投資に旨みがあるかは疑問が残るところです。

また、コロナで人と会えなくなっているが故に、街の不動産屋も事業転換が図られます。
元々、電話とFAXだけで営業していた様な会社が、「Webで受付、スマートロックで客だけで内見させ、ZOOMで契約情報を伝える」とかできるわけもなく、ITが使える不動産屋とFAXしか使えない不動産屋に差が出来はじめています。
さて、どこまでおいついてこれるのか。

ちなみに、高級不動産賃貸市場はヤバイです。
基本的に高級不動産は、外国人の駐在員が泊まるわけで、コロナ禍で駐在員は激減。これからすぐに戻ることもないでしょう。

渋谷にコワーキングスペースや小規模オフィスが多いのは、実は、2008年のリーマンショックで外国人の駐在員がみんな母国に帰っちゃって、空いた超高級マンションを改装してコワーキングスペースやオフィスになったんです。

そのオフィスに、ベンチャー企業とかが入っているのが今なのですが、そのベンチャー企業はオフィスなくして在宅勤務にするところ多数なわけで、これからどうなっていくのか、実に興味深いです。

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