153.ドラッグストア – 曇

マスク&消毒液特需で売上をどかんと上げた、ドラッグストア。
しかし、今後は、明暗が分かれてきそうです。

元々、ドラッグストアは2種類の方法で利益を上げていました。
ひとつが、地元民向け。
食品やお菓子をスーパーより安い価格で売り、ついでに利益率の高い医薬品や化粧品を買ってもらうというパターン。

もう一つが、外国人向け。
中国人の爆買いで、化粧品やらおむつやらを売るというパターン。

このうち、コロナで外国人向けが蒸発し、化粧品も売れ行きが非常に悪くなっています。

また、ドラッグストア全体の売上は上がっているのですが、店舗は増えすぎの過当競争になり、大手による買収合戦が続いている真っ最中でした。

そんなことで、外国人向けに強いマツモトキヨシなどは苦戦。
病院の処方箋の受付などもしているウェルシアグループなどは堅調と、店によって明暗が分かれてくるのです。

もしドラッグストア業界を目指すのであれば、どこに力を入れているかを、有価証券報告書でチェックしましょう。
外国人とか、化粧品だと、いろいろ厳しいです。

他の業界も知りたい人は、こちら