桜木花道の自己PR 〜 体育会は就活に有利なのか?

NHKの就活応援ニュースゼミで、体育会系は就活に有利か?という話題が出ていました。
「有利である」という結論なんですが、その理由が明確でなかったので、具体的にお伝えします。「スラムダンクの桜木花道が就活をしたら、こんな自己PRをしたら通るよ」って話で。

体育会の人以外でも参考になる記事だと思うので、ぜひどうぞ。

「インターハイで全国ベスト16までいきました」だけではダメ

体育会系の人は、自己PRとしてつい、そのスポーツでの実績だけを語ってしまいます。

私は、1回戦負けだったバスケ部に入部し、さまざまな困難を乗り越え、全国大会に出てベスト16まで勝ち進みました

しかし、これを聞いた面接官はこう思います。

バスケ選手としてはすごいけど、それでうちの会社に入ったら、何の役に立つの?

就活の面接というのは、自分の凄さをアピールする場所ではなく自分が相手の会社にとってどんな役に立つかをアピールする場所です

そのため、自分の実績を、会社に入ってからの仕事に関連付けてアピールする必要があります。
例えば、IT企業の営業職を目指すならこんな感じにしてみましょう。

私は、バスケ素人にも関わらず1年生でレギュラーを取り、インターハイベスト16進出に貢献しました。
部活ではさまざまな練習をして、短期的に実力をつけることができました。私はITに関してはまだ素人ですが、同様に短期間で学んで、すぐに戦力になることができるはずです。

話は具体的に

ただ、これを聞いた面接官は今度はこう思うでしょう

具体的に、どんな努力をしたのかわからんなあ。口だけじゃない?ホントに努力したの?

就活の面接では、多くの就活生が話を盛ってきます。だから、面接官もある程度疑いの目で見てきます。なにより「さまざまな練習をして」というのが、他の人も言ってそうな言葉で、全く印象に残りません。

嘘だと思われない、オリジナリティがある、印象に残る ために大切なことは「具体性」です。
あなたが何を成し遂げたのか、具体的に説明しましょう。

私は、バスケ素人にも関わらず1年生でレギュラーを取り、インターハイベスト16進出に貢献しました。
身長が高かったのでディフェンスが得意でしたが、素人なのでシュートが入りませんでした。そこで、インターハイ直前にシュート練習を1週間に2万本行う事で、弱点を克服しました。これが、2回戦での14得点につながり、勝利に繋がりました。
このように、地道な努力で短期間で弱点を補えるのが長所です。
私はITに関してはまだ素人ですが、同様に短期間で学んで、すぐに戦力になることができます。

ここまで話すと、話に信憑性も出てきますし、

2万本のシュートって、1日何時間くらい練習したの?

みたいに、面接官が聞きたいこともたくさん出てきて、会話も盛り上がります。
具体的な話って、本当に大切なんです。

最後に、ダメ押しで、

まだ素人なんですが、部活を引退した後2ヶ月の勉強して、ITの基礎について学び、ITパスポート試験に合格しました。まだ知識は全然足りていないと思いますが、入社後も学びを続けて、社員の皆さんに追いついていきたいと思います。

なんてことまで行けたら最高です。
過去に頑張って成果を出しました。今も頑張って成果を出し続けています。
ってことを、実際の行動を例に、証明することができれば、面接官は

彼は、今後も成長し続けるだろう。ぜひ採用したい。

って思うんです。

体育会の弱点

体育会の人たちは、このように努力の実績はあるのですが、それをビジネスに結びつけるのが不得意です。
多くの学生がインターンシップに行っている時も、部活に集中しているため、なかなか社会との接点、仕事の体験ができないからです。

なので、部活を引退したら、早めにインターンシップなどに参加し、自分がどんな仕事に向いているかを見つけていきましょう。

面接で話すための素材はたくさん持っているので、それをどのように話して、どんなキャリアを目指していくのかが明確になれば、就活はものすごく有利になるのです。

実際、努力して、成果をだしたことがある人は、会社でも活躍することが多いです。
会社にも求められている人材だと自信をもって、しっかり準備すれば、心配することはありませんよ!

参考資料

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