85.地方銀行 – 曇

ビフォアーコロナは雨。

銀行はお金を貸して利子で利益を出す商売。

利率が低くなれば、当然、利益は低くなる。地方銀行の収益は、地方経済の縮小もあって、どんどん先細っていきます。

そこで、コロナがやってきて、全世界の企業が壊滅的なダメージを受けています。

銀行的にはどういうことか。

金を貸した会社が潰れると、貸した金が返ってこないということになります。

ただ、今現在は、コロナ特別融資ということで、金が「会社潰れたら国が保証してやるから、とにかく貸せ」という方向になっていて、地方の潰れそうな会社が次々と地方銀行に金を借りるようになると予想されます。

そうすっと、潰れても国が保証してくれるからガンガン金を貸す、そして金利が入って収益増ということで、一時的に業績が回復するかもしれません。

ただ、その後、元々貸していた会社がガンガン潰れ、担保にしていた土地の値段もどんどん落ち、回収ができなるくなることが予想されます。

そうするとどうなるか?

銀行が潰れます。

1990年代のバブル崩壊の時はそうやっていくつかの銀行が潰れました。

ただ、銀行を潰さないために、国がガンガン金を入れたため、地方銀行はそれなりの数生き残りました。

しかし、今回は、もうすでに国は金を使いまくっています。そして、これからも、必要になり続けています。

地方銀行を助ける余裕はないでしょう。

と、いうことで、地方銀行は、中期的には天変地異が訪れるはずです。

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青森銀行とみちのく銀行が包括業務提携(日経新聞)

天変地異の訪れがだんだん近づいてきています。

この、青森銀行とみちのく銀行の業務提携って言ってるけど、実質的に経営統合に近づいているんです。支店とか共有化して、人員減らしてる。こういうことが全国でおこっていきます。

で、合併でなんとかしのげるうちはましですが、そのうち倒産します。

ちなみに、うちのそばのみちのく銀行の支店は、クローズして、市議会議員の選挙事務所になってました。

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