84.メガバンク – 曇

メガバンクは、コロナ前は薄曇り。

ゼロ金利政策で国内収益は落ちているが、店舗閉鎖&人員削減でコストを落とし、その余った金で東南アジアの銀行を買収して、利益を増やしていました。

三菱UFJ銀行は5年で海外での利益を50%以上にする計画です。

と、いうわけで、メガバンクの新卒採用人数はガンガン減っています。

2016年、3大メガバンク合計で5000人以上とっていたのが、2020年(コロナ前)には2000人以下になる予定でした。

そんな中で、コロナ。

直近では、トヨタが1兆円の融資枠を申請するなど、融資先が増えており、きちんと返済がなされれば、利益は増大します。

また、海外進出に関しては、壊滅的なダメージを受けているアメリカと、比較的ダメージが少ない東南アジアが多いため、東南アジアの復興が早く、資金需要が増えれば、全体としてはプラスになる可能性があります。

ただし、ここから、多くの企業が倒産する可能性が高く、また、土地の値段も大きく下がることが予想されます。

企業や地主に貸していたお金が、返済されず不良債権・貸し倒れになる可能性があり、これが多数になると、バブル崩壊、リーマンショックの時のように、経営危機になる可能性もあります。

それを踏まえて、採用人数をさらに減らすと明言しており、狭き門となる可能性が高いです。

従業員減、2000人上積み 構造改革を加速 三菱UFJ銀行

狭き門をくぐり抜けて、入った先が、光なのか闇なのかは、コロナショックの実体経済へのダメージが金融危機を産むかどうかにかかっています。

金融危機が起こる可能性の方が高いとは思いますが・・・。

ただ、地銀はほぼ終わりですが、メガバンクは生き残る可能性の方が高いと思います。

他の業界も知りたい人は、こちら