オンライン面接のメリット/デメリット、得する人/損する人は?

新型コロナウイルスの感染拡大によって、思わぬ変化が起きている2021年卒の就職活動。

それによって、合同説明会や就活フェアが相次ぎ中止になり就職活動のオンライン化が進んでいます。
この影響により、説明会や面接をオンラインでおこなう企業が増え始め就活生はオンラインでの就職活動が求められるようになりました。
そこで今回は、オンライン面接について紹介します。

そもそもオンライン面接とは?

今回の騒動によって、企業は採用活動をオンライン化に移行しつつありますがそもそもオンライン面接とはどういうものなのでしょうか。

オンライン面接とは、インターネットの通話サービスを使っておこなう面接形式のことです。
通常、企業の採用面接は直接企業に出向く必要がありますがオンライン面接では自宅のパソコンやスマホから面接をすることができます。

元々、オンライン面接は数年前から存在していましたが
リアルな接点を重視する企業は実施するのをためらっていました。
しかし、今回のコロナウイルスの騒動によって今まで実施をためらっていた企業は一気にオンライン面接を始めるようになりました。
これにより、オンラインでの面接や説明会をおこなう企業が増え、今後オンラインでの就活が当たり前になると考えられます。

実際、2020年2月頃は「最終面接だけは対面で」などというところもありまたが、3月以降は「全てオンライン」が当たり前になっています。

オンライン面接のメリット

新型コロナウイルスの影響によって、仕方なくオンライン面接が実施されているように思うかもしれません。
しかし、オンライン面接には数々のメリットがあります。
ここでは、オンライン面接のメリットをいくつか紹介します。

オンライン面接のメリット①:費用と時間を削減することができる

今までの対面面接では、時間と交通費をかけて面接を受けに行く必要がありました。
特に地方に住んでいる就活生であれば、面接会場に来るまでの時間だけではなく交通費や滞在費などの費用が多くかかります。
オンライン面接では、これらの時間や費用を削減することができます。

つまり、東京や大阪の様な大都市の学生の大きなメリット「いつでも、すぐに面接に行ける」が全国の学生が享受できるようになり、地方の学生のハンディキャップがなくなりました。

地方の学生にとっては福音です。

オンライン面接のメリット②:多くの企業と面接することができる

面接会場まで直接出向く必要がないオンライン面接は、時間を効率化することができるため、その分多くの企業と面接することができます。

その結果、多くの会社の面接を受けることができ、自分に合った会社を探すことができ、入社後のミスマッチを防ぐことにもつながります。

オンライン面接のデメリット

さまざまなメリットがあるオンライン面接ですが、知っておきたいデメリットもいくつかあります。
これらのデメリットを押さえたうえで、オンライン面接を使いこなしましょう。

オンライン面接のデメリット①:ミスコミュニケーションが起こりやすい

相手の様子や反応を表情や動作で読み取れる対面面接とは異なり、オンライン面接は、相手の様子や反応が読み取りにくくなるときがあります。

それによって、双方の聞き違いが起こりやすくなり、ミスコミュニケーションが起こる可能性があります。

ミスコミュニケーションを防ぐためには、あらかじめ質問内容に回答してもらったり、質疑応答の役割を伝えたりするなど、事前の対策をおこなうようにしましょう。

オンライン面接のデメリット②:通信トラブルが起こるときがある

オンライン面接を行うときに、もっとも避けたいのは通信トラブルです。
オンライン面接時に、デバイスのトラブルや誤操作、ネットワークの不具合などが起きてしまうとコミュニケーションを取れなくなってしまいます。

あらかじめ起こりうるトラブルを想定して、実際にトラブルが発生したときに対応できるように準備することが大切です。

オンライン面接で注意すべきこと

では実際に、オンライン面接をおこなうときはどのようなことに注意すればいいのでしょうか。
ここでは、オンライン面接で注意すべきことを紹介します。

オンライン面接で注意すべきこと①:面接をおこなう場所

どこでも気軽におこなえるオンライン面接ですが、面接する場所はどこでもいいわけではありません。
Webカメラは広角レンズを使用しているため、相手は自分の周りの環境がよくわかります。
物が置いてある煩雑な場所は避けて、なるべく周りに物が置いていない個室などを利用することをおすすめします。

オンライン面接で注意すべきこと②:面接をおこなうときの服装や態度

自宅でおこなえるオンライン面接であっても、採用の面接であることには変わりありません。
対面での面接と同様に、面接にふさわしい身だしなみやマナーを心掛ける必要があり態度や振る舞いにも気を配ることが大切です。
オンライン面接とはいえ、気の抜けた服装や態度は相手に伝わってしまいます。
相手に対して、失礼のない服装や態度で面接に望むようにしましょう。

オンライン面接で注意すべきこと③:事前に操作方法を把握しておく

活用するシステムによっては、事前に専用のアプリケーションのインストールをして設定をする必要があります。

もし、面接直前に設定をしようとして、スムーズに設定ができなければ
面接の開始時間に間に合わなくなる可能性があります。

その結果、面接の時間がズレてしまい、相手に迷惑をかけてしまいます。
このようなことを防ぐためには、事前にアプリケーションをインストールして操作方法を確認しておきましょう。

オンライン化する就職活動に対応していこう

新型コロナウイルスの影響によって、企業とリアルな接点を失いつつある就活生は、今後オンラインでの面接や説明会をおこなう必要があります。

新型コロナの収束が見えないなか、後悔しない就活をするためには、オンラインによる就職活動に慣れることが大切です。

オンラインによる情報収集はもちろん、出来る限り人とネット上で知り合い、直接情報交換をする機会を確保して、いかにしてリアルな情報を集められるかも重要といえるでしょう。

就活生は、オンライン化する就職活動に戸惑うのではなく、この機会を周囲と差をつけるチャンスと捉えて
前向きに就職活動をしていきましょう。