76.化学 – 雨

化学企業というのは、基本的に、プラスチックのような、石油由来のナフサから作った製品を取り扱う会社です。

プラスチックや、合成ゴム、合成繊維などなど。

安い基礎製品は中国産の安いものが市場を席巻していますが、今日本企業は強化プラスチックや電池の部品などの高機能のものにシフトして利益率を確保してきました。

で、コロナ。

石油価格が暴落しているのは、ガソリン需要が減ったこともありますが、工場などが止まって化学製品の使用が減ったというのも原因です。

もともと、2019年に中国景気の後退で需要が減り、化学メーカーの減益は始まっていました。

とはいえ、このような製品は生活必需品も多く、それなりのスピードで回復していく可能性があります。

今、石油価格が安いうちに原料を確保しておけば、安い原価で製品をつくれば有利かもしれません。

また、衛生・消毒に使う原料や、電気自動車に使う原料は、これから需要は大きくなって逝くはずです。

化学メーカー志望の人は、志望する会社がどんな製品を作っており、それはどんな製品に使われているのかをチェックして下さい。

その製品が、ポストコロナの時代にマッチしているのかを確認すると、その会社の将来性が見えてきます。

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