57.半導体 – 雨

半導体は、コロナのせいで工場が止まり、短期的には悲惨なことになります。

しかし、5Gや自動運転車など、高性能半導体を使う製品の需要はポストコロナで高まり続けるので、長期的に見たら、確実に成長していくでしょう。

しかし、問題がひとつあります。

日本の半導体企業がオワコンになりかけていることです。

1990年代には半導体製造の世界上位10社のうち6社が日本の会社でした。

(NEC,東芝,日立,富士通,三菱,松下)

これが、2000年には3社だけになり(東芝,NEC,日立)、2018年には一社もなくなりました。

日本の半導体企業が集まって作ったルネサスエレクトロニクスは、車の部品ではトップですが、自動運転車にはキャッチアップできておらず、シェアもどんどん下がっています。

ソニーや東芝メモリが、部品によっては大きなシェアを持っていますが、それ以外は総じてアメリカや韓国企業にシェアを奪われており、これから、中国が国を挙げて半導体企業支援を行っているため、こちらが台頭してくる可能性も高いです。

というわけで、コロナの影響だけでなく、現在の業績・商品の競争力なども考えて就職先を選んでいきましょう。

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