151.家具・インテリア・雑貨 – 嵐

家具の売り上げって、この20年で半減しているんです。

1997年に2兆円強だったものが、2017年には1兆円強に。

理由はいろいろあります。

都心回帰で家が狭くなる。人口が減っている。海外からの安い家具が増えている。高い家具を買わなくても100円ショップでどうとでもなる。メルカリなどの2次利用の増大。

こんな状況で、コロナ。

4月の引っ越し件数は前年比9割減ということで、おそらく家具も全然売れていないでしょう。

コロナがおさまっても、上記の現象は続くわけで、好転の兆しは見えません。

ただ、唯一伸びているのが、ニトリ。

ニトリはユニクロの家具版みたいなもので、自社で製造から販売まで全部やっています。(ちなみに、イケアも)

イケアの日本は大失敗で大赤字。

これは、車で来ること前提の郊外大規模店舗を作ったはいいけど、日本も若者は車を持ってなかったのが理由です。

で、ニトリが大成功しているのが、ネット販売を強化したこと。

店舗でニトリアプリでバーコード読み込むと、ニトリオンラインで発注できるんですよ。

家具なんて重いから、ネット販売の方が便利ですからね。

こうやって、店舗はショールーム、販売はネットと割切ったことがニトリのスゴいところで、こういう思い切った施策が打てないところはじり貧です。

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