30.自動車部品 – 嵐

土建屋に次ぐ、日本で2番目の産業、自動車。

トヨタやホンダなどの完成車メーカーだけではなく、全国に数万社ある自動車部品メーカーによって、この産業は支えられています。

しかし、こちら、今、大ピンチです。

元々、去年から、世界の2大自動車市場、中国とアメリカの景気が悪くなってきており、自動車の販売台数に陰りが見えてきていました。

そこにきて、コロナ。

しばらく自動車が生産できなくなり、その後の販売台数も激減しています。

当面、元に戻ることはないでしょう。

さらに、自動車の電気化という問題もあります。

今のガソリンエンジンの自動車は、1台作るのに3万点以上の部品が使われています。

よって、大量の部品を供給するために、たくさんの部品メーカーが存在していました。

これが、電気自動車になることで、部品点数は半分以下になります。

部品が要らなくなるのです。

こうすると、多くの部品メーカーが提供する部品がなくなり、倒産します。

特に、エンジン周りと、ギア周りという、最も作るのが難しい部品が必要無くなります。

こういう部品は、老舗の日本企業が得意とするものでした。

ただでさえ販売台数が減るのに、さらに、部品の需要がゼロになるものが増える。

自動車部品会社を死亡すると時には、その会社の部品が、電気自動車になっても必要かどうかをきちんと調べる必要があります。

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