54.スマートスピーカー – 曇

OK!Google とかで反応してくれるスマートスピーカー。
音楽やラジオをかけてくれたり、簡単な調べ物をしてくれたり、ネットに繋がっているエアコンや照明を管理してくれたりして大変便利です。

ただ、会話内容が運営会社に筒抜けだったりして、気持ち悪いところもあります。

このスマートスピーカーのキモは「声で入力」です。

PCが老若男女すべてに普及しなかった理由のひとつがキーボードで、ボタンが多くなると混乱する人は世の中に多数います。(特に年寄り)

スマホでキーボードがなくなり、一気にネット接続人口が増えましたが、最後の一押しが音声入力なのです。

そのため、グローバル大企業各社は、様々な機器に音声入力機能を入れています。
というのも、音声入力のキモは機械学習。つまり、たくさんの音声サンプルをとって、それをコンピュータに学習させるのが一番近道なんです。

だから、スマホにも音声入力が入っているし、スマートスピーカーはやたら値段が安い。
そして、人々が音声入力を使えば使うほど、音声入力は強くなるのです。

こうなると、ユーザーが多いモノ勝ちになってくるので、GAFAが圧倒的に強くなります。
現実問題、スマートスピーカーでもGAFA+中国企業だけしか市場にいません。(LINEもちょこっとやってるけど)

この辺の分野は、日本企業は全く入り込む余地もなさそうです。
2000年頃、富士通とかが、音声で検索できるPCとか宣伝してたんですけどね。。。(精度が悪くて使い物にならなかった)

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