165.警備 – 曇

セコムとALSOKがトップ2を占める警備業界。
コロナ影響下でイベントが激減し、イベント警備の仕事は減っています。

とはいえ、メインの業務はオフィスなどの建物の警備。
これも、オフィスを持たない会社が増えているものの、激減しているわけでなく、堅調です。
東京オリンピックがぶっとんだ2020年度も売上の減少は2%程度でした。

そして、プラスとなっているのは、人材採用。
警備は厳しい仕事なので、なかなか人が雇えなかったのですが、コロナリストラで人材採用が容易になり、人手不足が解消されそうです。

同時に、カメラやセンサー、ドローンで監視し、AIで感知するという仕組みも作っており、そもそも人手が要らない警備の体制も構築されつつあります。

この辺をひっくるめると、トータルではプラスで、これからより一層利益率は高まっていくと思われます。

そして、セコムもALSOKも、アジア展開に力を入れています。
中国、韓国、タイ、マレーシア、インドネシアなど、アジア各国でのビジネスが伸びています。
ちなみに、私の友人が2000年くらいから15年くらいインドネシアに駐在していましたが、警備だけではなく、通信とか人材採用とか、現地の日本企業を中心とした企業になんでもサービスを提供するって仕事をしてました。
警備会社ってだけで、信用はありますし、セキュリティは、システムの中核でもありますからね。

警備員としての就職はともかく、ホワイトカラー就職の選択肢としては非常に優良です。

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