3年生の夏休みが終わり、後期がはじまったら、そろそろ就活について本格的に考え始めましょう。

あくまでも「3年秋から準備を始める」ではなくて、3年秋までにやってきたことを思い出して、考えをまとめるんですよ。
この時期までに、思い出すことが何もない人は、焦った方がいいです。
高校3年の秋に、ゼロから受験勉強始めた人が、難関校に受かるわけがないように。

3年夏までにやっておくべきこと

3年の夏までにやっておくべきことをおさらいしておきましょう。

まずは、自分が好きなこと、得意なことを探すことです。

そのために、いろいろなバイトや授業に参加し、たくさんの経験を積みましょう。いろいろな仕事をやってみることで、自分が得意なこと、好きなこと(苦手なこと、嫌いなこと)がみつかります。

詳しい見つけ方は、こちら

そして、同時並行で、会社のことを知る事が大切です。
そのために有効なのが、会社四季報 業界地図。
この本を使って、業界研究、そして、企業Webページをつかって会社研究をしておきましょう。

こちらは、短期間でできますので、3年秋から始めてもOKですが、早いうちからやっておいた方がいいですよ。

この、自己分析と会社研究を踏まえて、インターンシップに参加しましょう。
ある程度勉強して、どんな大学があるかがわかっていないと、模擬試験を受けても無意味なように、準備をしてからインターンに参加した方が有効です。

インターンは、秋以降もあるので、夏に参加してなかった人も、急いで準備して、秋以降のインターンに参加していきましょう。

さあ、ここまでが、3年夏までにやるべきことです。
やってない人は、今さら悔やんでもしょうがないので、追いつきましょう。

では、この内容をふまえて、志望する会社や志望動機をまとめていきます。

得意・不得意リストを使って、志望する業種・業界をみつける

みなさん、得意・不得意リストはできてますか?

できてない人は、こちらを読みましょう

そして、得意・不得意リストを使って、職種・業界、そして志望動機をつくっていきます。

まずは、自分の得意不得意リストをみながら、客観的に自分を評価してみましょう。
例えば、自分が世界中のあらゆる会社の人事権を持っていると仮定して、この人物を、どんな仕事をどんな会社で、させるべきかを考えてみるのです。

ニュース|福井エリアお客様満足度No1。お仕事がすぐに見つかる就職 ...

ポイントは、職種(どんな仕事をするか)を決めてから、業界(どの分野の仕事をするか)の順番で考えていくことです。

日本人は「就社」の傾向が強く、「あなたの会社に入れてくれたらどんな仕事でもします!」という人が多いです。昭和の時代はそれが当たり前でしたし、平成でも日系大企業ではそれがスタンダードでした。

平成から令和に変わるカレンダーのイラスト

しかし、外資系企業や新興ベンチャー企業を中心に「就職」つまり、「会社に入ってから何ができるのか」が重視されるようなってきました。

経団連の会長も「ジョブ型採用を推進すべし」と言っており、今後その傾向は強まっていくことが確実です

経団連の中西宏明会長は、企業と大学の共通認識として「学生が自発的にキャリアを築いていくという観点が大事だ」と指摘した。

日本経済新聞 2020/3/31 インターンから「ジョブ型採用_

そのためには、自分が得意な職種=ジョブを見つけることが大切です。

攻撃力が高いから戦士にしようとか、魔力が高いから魔法使いにしようとか、統率力が高いから将軍にしようとか、知力が高いから軍資にしようとか、そんな感覚。

ゲームのキャラクターのジョブを決めるように、社長になった気になって、自分の得意不得意リストをみて、
「この人だったらこんな仕事をさせたら役に立ちそう」
という職種を探してみるのです。

正確なデータがなければ、適正なジョブが見つけられないように、正確な得意不得意リストがないと、適正な職種は見つけにくいです。

イマイチ、自分の適性が見つからない場合は、あらためて得意不得意リストをつくってみましょう。

営業(個人営業、法人営業)、マーケティング、人事(採用、教育)、エンジニア、経理、総務などなど、世の中にたくさんの職種があります。

その職種の中で自分が向いていそうなものを見つけ、その職種が活躍できそうな業界を見つける。そして、その業界の中で受ける会社を見つける。
この順番で会社探しをすると、スムーズです。

志望動機を作る

この順番で考えてきた人にとって、志望動機を作る事は簡単です。

私は、○○の業務に自身があります。
なぜなら、インターンシップで○○の業務を体験し、○○の成果を出しました。
御社では、○○の事業に力を入れており、○○の業務が重要であると感じています。
○○の点で御社のお役に立てると考えており、御社を志望いたしました

これで完成です。

大切なことは、この3点です。

・自分がどんな仕事ができるかを明確に伝える。
・その根拠となる実績を伝える。
・あなたの会社で、自分が役に立つことを伝える。

この3点を徹底的に考えるために、自己分析、業界・会社分析、バイト・インターンをやってきたわけですね。

就活を3年生の秋から始めても遅いといった理由がおわかりでしょうか?

それでは、最後の仕上げ、面接の攻略法を解説します。
内定取得まで、あと一歩!

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インターンで、得意不得意リストを作る方法はこちら

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